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睡眠時無呼吸症候群の治療法

睡眠時無呼吸症候群には幾つかの治療法があります。その中のひとつ「CPAP療法」とは、鼻から専用のマスクを通じて、気道に空気を送り込み圧力を高め、気道を広げておく療法で、睡眠中に使用します。睡眠時無呼吸症候群の治療法として広く普及しており、高血圧などの合併症の予防、改善効果があると立証されています。全世界で睡眠時無呼吸症候群の治療法としてもっとも普及している方法です。この療法で、心疾患の予防や死亡率を減らすことができるようになります。他には「外科手術」もあります。咽頭や喉頭の閉塞する部位を手術によって切り取る方法です。閉塞する部位によって有効な場合は、手術が適用される場合がありますが、声の質が変わったり改善が十分得られない場合も多く、慎重に医師との相談が必要です。最近ではレーザーを当てて、部位の組織を小さくする方法もあります。他に「マウスピース法」があり、上あごと下あごが固定したマウスピースを使用し、下あごを上あごより前に固定することで気道の面積を広げ、機動の閉塞を防ぎます。持ち運びが簡単で便利ですが、効果には個人差があり、一般には軽症の患者さんに用いられます。居眠り運転の危険があるような重症患者には「CPAP療法」が優先されます。2004年度から健康保険の適応も可能になりました。また、普段の生活習慣の改善により効果があります。まず、太っている方は減量により、首の周りの脂肪が減って、無呼吸が軽減されます。日ごろから運動を心がけ、食生活にも気をつけましょう。また、アルコール・タバコは起動を弛緩させるため、病状が悪化します。なるべく減らしましょう。睡眠薬の服用は、無呼吸を悪化させるものがあります。医師に相談の上処方してもらいましょう。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、英語名SAS(Sleep Apnea Syndrome)ともいい、「睡眠時」に「無呼吸」状態になる睡眠障害の一種です。

睡眠時の「無呼吸」の定義としては10秒以上の呼吸停止とされ、この無呼吸状態が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

日本人では成人(30〜60歳)の約1〜2%に見られ、男性に多いとされています。睡眠時無呼吸症候群は睡眠が分断されたり浅くなるため、日中の強い眠気や熟睡感の欠如、集中力の低下などが起こります。

一般的には肥満で首の太い人に多く、ほとんどが強いいびきを伴います。また、睡眠中の体動、窒息感を伴う覚醒、倦怠感、知的活動の低下、性格変化、性的機能低下、夜間頻尿なども起こります。

睡眠時無呼吸症候群の人は心筋梗塞や脳血管障害など、心血管系の合併症で死亡する確率が高いこともわかっており改善しなければ死の危険がある怖い病気です。

昼間の強烈な眠気のため、大きな事故を引き起こすことがあります。最近でも交通事故を起こしたり、また、新幹線の運転手が居眠りのため停車駅を通過してしまい、居眠りの原因が睡眠時無呼吸症候群だったという事件も、この病気によるものとして有名になりました。

また、スペースシャトルのチャレンジャーの打ち上げ直後に爆発した事故も、整備作業員の睡眠時無呼吸症候群の眠気による作業ミスによる事故だと言われています。睡眠時無呼吸症候群に心当たりのある人は専門の医療機関を受診してみることをおすすめします。

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